河井案里氏の連座制適用を認める 広島高裁判決

戸田和敬
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 公職選挙法違反(買収)の罪で有罪が確定した河井案里氏(47)=参院議員を失職=について、広島高検連座制適用による参院広島選挙区での立候補禁止を求めた行政訴訟の判決が21日、広島高裁であった。横溝邦彦裁判長は、案里氏への連座制適用を認め、今後5年間の立候補を禁止する判決を言い渡した。

 案里氏は今年2月に参院議員を失職した際、「私自身の議員の身分に関わることであって、私の陣営で生じたことでございます。候補者として政治責任を取るべきと判断し、争うことはいたしません」とコメントし、連座制適用について争わない意向を示していた。

 連座制は、候補者本人以外の選挙違反を理由に候補者の当選を無効とし、同一選挙区から5年間の立候補を禁じている。

 案里氏の公設秘書が車上運動員に法定上限(日当1万5千円)の倍の報酬を支払ったとして同法違反罪で有罪が確定し、広島高検が昨年12月、連座制適用を求めて提訴した。広島高検は案里氏の失職を受け、立候補禁止の申し立てのみを維持していた。(戸田和敬)