北の海に咲く青いハナ 北方領土の色丹島、ロシア漁船に

大野正美
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 ハナサキガニの珍しい青い個体を、北方領土の色丹島でロシア漁船が捕った。ロシア・サハリン州のネットメディア「サハリン・インフォ」が20日、伝えた。

 ハナサキガニは北海道東部でも海の名物だ。タラバガニなどと同じヤドカリの仲間で、生きているときは赤茶色だが、ゆでると花が咲いたように鮮やかな赤色になる。

 青い個体は、色丹島中部オホーツク海側の穴澗(あなま)(ロシア名・クラボザボーツク)湾で地元のロシア人漁師たちが19日に捕ったハナサキガニの中に交じっていた。サハリン・インフォによると、1982年から色丹島に住む漁師の一人は「こんなのを見たのは初めて」。だが、「何か不幸が起きるかもしれない」と感じた漁師たちは港に持ち帰らず、すぐに漁船の上から海へと戻したという。(大野正美)