英国の唐突な核戦力強化 王立研究所員が危ぶむ国の評判

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聞き手・国末憲人
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 英国は3月、自ら保有できる核兵器の数を増やす方針を明らかにした。これまで核軍縮に比較的熱心だった英国が核戦力増強に転じたと受け止められ、議論を呼んでいる。その意図と背景、世界への影響について、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)のマシュー・ハリーズ上席研究員(ベルリン駐在)に聞いた。

 ――英国が3月、現在180発とみられる保有核弾頭の上限を260発に引き上げると決めました。核軍縮の期待に背く動きですが、なぜ今なのか理解できません。

 「英政府は、もっとわかりやすく明確な説明をしなければならない。ただ、軍事上の微妙な問題を含む核兵器関連の政策で、理由を明かさない例はしばしば見られる」

 ――欧州連合(EU)離脱を果たしたジョンソン英首相が、強硬姿勢を誇示しようとしたのではないですか。

 「意見の割れる核兵器政策と…

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