日本と中国で道をたずねたら…韓国人25歳が見た日中韓

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神谷毅
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 金昭姫(キムソヒ)さん(25)は幼いころ、父が日本出張の土産で買ってきた「ひよこまんじゅう」を「食べるのは頭からか、お尻からか」で弟と騒ぎながら、アニメ映画風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」を見て育った。当時、意味はよく分からなかったが、父親が口癖のように言っていたことを思い出す。「日本とは問題がいろいろある。でも、憎かろうが隣国には関心を持ち続けてね」

 小学6年生のころカナダに留学し、大学に進んだ。いくつかの街に住み、いずれにもチャイナタウンがあった。ジャパンタウンやコリアタウンはないのに。「中国人の集団の大きさ、影響力は日韓と違う」。肌で感じた。

 カナダで就職しようと思ったが、10年余り親と離れ、近くにいたかった。ただ、「適切な距離感」も大事と思い、日本が浮かんだ。大学を探していて「キャンパスアジア」に出合う。日中韓の大学が互いに単位を認定するプログラムだ。

 プログラムに合格し、北京大学国際関係学院と東京大学公共政策大学院で、それぞれ1年間学んだ。たくさんの人と出会い視野が広がったが、日中韓の違いも感じられた。中国語も日本語も片言。日中両国で道に迷い、通りすがりの人に尋ねた。

 中国では大声でまくし立てら…

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