「昆虫食」商品が身近に 栄養豊富、エコで人気

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筒井竜平
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 コオロギやイモムシなどを使った昆虫食が、人口爆発に伴う食糧問題の解決策として注目を集めている。国内でも大手企業が商品化に乗り出し、身近に広がりつつある。ゲテモノ扱いするのは、もう古い。

 昆虫食については、国際連合食糧農業機関(FAO)が2013年に発表した報告書で、「たんぱく質や良質な脂肪などが豊富で、健康的で栄養価の高い食材だ」と高く評価。昆虫を育てる際に排出される温室効果ガスは一般的な家畜と比べて少ないため、環境への負荷も少ないとされ、環境問題の観点からも注目されている。

 マーケティング会社の日本能率協会総合研究所が昨年12月に公表したリポートによると、世界の昆虫食の市場規模は19年度の70億円から25年度には約14倍の1千億円に拡大する見通しだ。

 同社によると、近年は食用昆虫の養殖に取り組む企業が増加。供給量が増えることで価格が安くなり、市場が拡大していくことが予測されるという。

 昆虫食は環境意識が高い欧米で先行して広がってきたが、国内でも商品化の動きが出ている。「無印良品」を展開する良品計画は昨年5月、同社初の昆虫食である「コオロギせんべい」を発売した。販売数量は非公開だが、「店舗に納品するたび、1週間ほどで完売するほどの人気」(広報担当者)という。

 雑貨の輸入販売などを手がけ…

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