古賀稔彦さんが教えたこと 暴力なくならない柔道界で

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私の視点 木村秀和さん(柔道ジャーナリスト

 男子柔道の金メダリスト古賀稔彦(としひこ)さんが亡くなった時、メディアは偉大な競技者の側面を大きく報じた。だが、古賀さんは指導者として絶対に暴力や体罰は使わなかった、ということはあまり知られていない。

 2007年、古賀さんは環太平洋大女子柔道部総監督に就任した。チームは10年、4年目というハイスピードで「全日本学生柔道体重別団体優勝大会」で初優勝。私は短期間で結果を出した背景を探ろうと古賀さんにインタビューした。その時、古賀さんが力を込めて語ったのは「指導の際、絶対に暴力や体罰は使わない」ということだった。

 「選手は十人十色。指導者と…

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