関電美浜3号機、来月23日に再稼働へ 老朽原発で初

加茂謙吾
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 関西電力は21日、運転開始から40年を超える老朽原発の美浜原発3号機(福井県美浜町)の原子炉を6月23日に起動し、再稼働させる予定だと明らかにした。2011年の東京電力福島第一原発事故後、国内初の40年超運転となる。

 関電によると、6月24日に核分裂反応が原子炉内で連続して起きる「臨界」に達し、29日に発送電を始める予定。調整運転を1カ月ほど行い、7月27日に本格運転に入るという。

 美浜3号機の稼働は11年5月に定期検査に入って以来、約10年ぶり。計画通りに再稼働すれば、東日本大震災後の新規制基準のもとで稼働した原発としては国内で6原発10基目になる。ただ、新規制基準で義務づけられたテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」が期限の10月25日までに完成しない見通しで、同日までに原子炉を冷温停止させる必要がある。計画通りでも動かせるのは長くて約4カ月間と短期間になる。

 美浜3号機では今月20日から原子炉容器内に核燃料を入れる作業を始めている。起動前には社員に加えて原子炉メーカーなどの協力も得て、総点検や安全確認を行う予定という。加茂謙吾