「沖縄県民らしくない」発言 「差別的」立憲・屋良氏

横山翼
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 新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象に沖縄県が加わることが決まった21日、沖縄県選出で立憲民主党の屋良朝博氏が、衆院議院運営委員会で質問に立った。自民党細田博之・元官房長官の発言を取り上げ、「差別的」と批判した。

 19日にあった自民党の沖縄振興調査会の会合で、細田氏は沖縄県の感染者数が増えていることへの危機感を示した上で、「国の政策に頼るなんて沖縄県民らしくないじゃないか」などと発言した。会合には玉城デニー知事も出席していた。

 屋良氏は21日の質疑で、この発言を「聞き捨てならなかった。沖縄県独自に対策をすべきで、国に頼るなと言った」とし、「感染症対策は国の責任。沖縄のみに対策を求めるような発言は、差別的じゃないかという受け止め方をする人もたくさんいる」とただした。

 これに対し、コロナ対策を担う西村康稔経済再生相は、細田氏の発言には触れず、「国と県が連携をして感染を抑えていく。それぞれ立場、持ち場がある」と語るにとどまった。

 質疑を終え、屋良氏は取材に「知事が振興策の延長を求める中での発言で、状況的に許せなかった。来年は(本土)復帰50年の節目を迎える状況で、派閥の領袖(りょうしゅう)の発言は重い」と指摘。「沖縄県民らしさって何なのか。わからない概念でしっかりしなさい、というのは違う」と語った。(横山翼)