福井の名店にミシュランの星 北陸版が発売 福井

佐藤孝之
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 おいしい飲食店などを統一基準で厳選して紹介する「ミシュランガイド北陸2021特別版」(税込み3300円)が21日に発売され、全国の書店に並んだ。5年前に石川・富山両県を対象にした特別版が出版されたが、国内26エリア目となる福井県を加えて内容を刷新。北陸3県の「食」の魅力を国内外に発信する契機にもなりそうだ。

 発行は日本ミシュランタイヤ(東京都)。同社社員が匿名調査を行い、素材の質、料理技術の高さ、味付けの完成度、独創性など五つの基準で評価している。

 掲載された3県の飲食店は計347店。この中で金沢市の日本料理「料理 小松」が唯一、最高峰の「三つ星(そのために旅行する価値のある卓越した料理)」と評価された。

 「二つ星(遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理)」は計18店で、初掲載の福井県福井市の「御料理 一燈(いっとう)」と「鮨(すし) 十兵衛」の2店、石川県は金沢市のフランス料理「マキノンチ」など12店、富山県富山市の「御料理 ふじ居」など4店。「一つ星(近くに訪れたら行く価値のある優れた料理)」には計48店が選ばれた。

 このほか星はつかなかったが、「ビブグルマン(価格以上の満足感が得られる料理)」84店と「ミシュランプレート(ミシュランの基準を満たした料理)」196店も紹介している。

 福井市内の勝木書店スーパーカボス新二の宮店では21日、特設売り場に「ミシュランマン」が登場してPR。同市の会社員、山内研治さん(51)は「二つ星の店が近所にあり、読みたかった。食べ歩きが好きな父が闘病中なので、治ったらお祝いに家族で掲載店に行きたい」と本を手にしてニッコリしていた。

 日本ミシュランタイヤの須藤元(げん)社長は「北陸は食の魅力にあふれた地域で、3県とも非常に多くの店が選ばれた。読者にはコロナが落ち着いたら北陸を訪れてほしい」と話している。

 福井県の杉本達治知事は「世界的に知名度が高い美食ガイドに初めて本県の情報が掲載され、県民や国内外の観光客など幅広い人たちに福井の食を楽しんでいただく契機になる。特にそば店が13店選ばれ、全国有数の『そば王国』と紹介されたことは大変喜ばしい」とのコメントを出した。(佐藤孝之)