井浦新と2人1役 「あのキス」麻生久美子の試練

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弓長理佳
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 数多くのドラマや映画に出演してきた麻生久美子(42)が、「試練ですね。自分1人だったらこういうお芝居にはならないので」と語った。ドラマ「あのときキスしておけば」(朝日系、金曜夜11時15分=一部地域を除く)で、共演の井浦新と2人1役で演じるヒロインのことだ。一方で、楽しさも感じているという。今回の役を、どのように作っていったのだろうか。

 ――ラブコメなのに、初回でヒロインが死ぬというのは斬新な設定ですよね。

 率直に、「私、1話で死ぬの?!」って(笑)。1話で死ぬのにレギュラーってどういうことだろうって、出方が気になりましたね。入れ替わるのではなく、乗り移る。私はずっと巴(ヒロインで人気少年漫画家の唯月(ゆいづき)巴。1話で飛行機事故のため死んでしまい、魂が井浦新が演じるおじさんに乗り移り、松坂桃李演じるスーパー店員とのラブコメが展開される)をやらせていただく。だからこそ、どんな風に関わっていけるのかなと、素直に気になったところです。

 ――2人で一つの役を演じるということで、苦労された点はありますか。

 新さん(井浦新)から、「共通の癖を作りませんか?」と提案していただいたんです。私、普段はお芝居の話をしないので、「どこまで言っていいのかな?」ってドキドキして。意外と言えないタイプなので。新さんから提案されたものの方が多いですけど、例えば漫画を描いてるところは私が作れるポイント。こういう座り方を新さんがしたら可愛いかなとか、そういうことを考えるのが楽しくて、いくつか作りました。

 あとは、私が自然にしていることを新さんに完コピされていましたね。手の出し方、表情、顔の角度……私の芝居の癖も分かられていた。だからなのか、どんどん私に見えてくる不思議。おもしろいですよ。可愛いです、新さん。

 ――そうした共同作業を経験して、よかった点はなんですか。

 1話では、私が作った巴を新さんに引き継いでもらっていた。でも2話以降、巴はほとんど新さんが演じるので、新さんが新たに作った……あ、ギャグじゃないですよ!(笑)、新さんが新たに作ったキャラクターを、私が引き継がなきゃいけなくなったりしていて。それが難しいというか、試練ですね。自分1人だったらこういうお芝居にはならないなっていうものを引き継ぐので。

 新さんのテンションをこのまま引き継いだ方がいいだろうと思うところと、ここは私らしくいった方がむしろ効果的かなとか、いろいろ考えています。必ずしも同じテンションである必要はないと思っていて、そのへんはシーンや、なにを伝えたいかっていうところを探ってやってる。それが楽しいです。

 ――巴は、かなりSっ気があって強い女性だと思うんですが、どのようにキャラクターを作りましたか。

 たしかに台本読んだとき、ものすごく強く感じたんです。で、きっと強くやってほしいんだろうなっていうメッセージも受け取ったんですけど、やりすぎたくなくて。Sっ気も出しつつ、弱い部分だったり、可愛らしい部分だったり、そういうものも出るといいなと思っています。

 ――ドラマの見どころは。

 私の中では、主演の松坂桃李さんの可愛さ。それに尽きる感じです。こんなに可愛い人なんだ、っていう再発見。魅力的なんですよ。お芝居されているときの可愛さったらないですね。このドラマ通して、ファンが今よりもたくさん増える。みんなキュンキュンすると思います。

 松坂さんの役は心の声で話すことが多いので受けのお芝居が多いんですけど、お上手なので一緒にお芝居していて楽しい。Sっ気もどんどん出せるし、松坂さんのリアクションが素晴らしいので、いろいろ試せて私も勉強になっています。

 ――話は変わりますが、過去…

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