サッカーW杯、2年に1度開催? 「柔軟な考え」で調査

ロンドン=遠田寛生
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 国際サッカー連盟(FIFA)は21日、4年に1度開催している男女それぞれのワールドカップ(W杯)を2年に1度に変更すべきか調査する方針を決めた。サウジアラビアのサッカー協会の提案を受け、賛成多数(賛成166票、反対22票)で実現可能性を探ることを承認した。調査の期限や詳細は明らかにせず、今後詰めていく。

 W杯は世界中から絶大な人気と注目を集める。2年に1度に短縮されれば、収入アップが見込める。真剣勝負の試合が多くなることから、国や地域によっては成長も期待できるという。

 一方で現状の年間の試合数や各国リーグ日程などの兼ね合いを考えると、選手やスタッフらの負担が増すことは確実だ。一部ではW杯のブランド価値が下がるとも指摘されるなど、懸念材料も多い。

 FIFAのジャンニ・インファンティノ会長は、競技メリットの観点を最優先に調査すると宣言。「W杯の価値を損なうような判断はもちろんしない。ファンはもっと真剣勝負を望むのか、望まないのか。これが本当に正しい道なのか。柔軟な考えを持ちながら、話し合って分析していく」と説明していた。(ロンドン=遠田寛生)