ラストシーズンの福岡、圧巻のプレーを発揮できる理由は

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野村周平
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 医師になるため、今季限りで現役を引退するラグビー元日本代表WTB福岡堅樹(28)=パナソニック。23日午後1時10分、トップリーグ(朝日新聞社後援)のプレーオフ兼日本選手権決勝・サントリー戦(東京・秩父宮ラグビー場)が最後の試合となる。今季は9試合で13トライ。ラストシーズンに圧倒的な決定力を発揮している。

 「終わり」を決めると、パフォーマンスが上がる――。専門家は、そう指摘する。

 スポーツ心理学博士の布施努さん(57)は米ノースカロライナ大の大学院で学び、神奈川・桐蔭学園高ラグビー部などを指導する。大学生が最終学年で急成長する例は多いといい、それを「4年生効果」と表現する。「期限が決まれば、人は最大の能力を出しやすい」。ただ「走れ」より「10周走ったら終わり」と言われた方が人は頑張れる。「期限を決めると、自分が何をすべきか見積もりやすくなる」

 時間がたくさんあれば色々なことに力を使いたくなるが、限られた時間なら「できないことはばっさり捨てられる。捨てることに後ろ髪も引かれない。福岡選手はその見極めがものすごくうまいのでは」。

 かつて、福岡はこんなことを話していた。

 「僕、グータラですよ。オフは朝までゲームをすることもある。そんな自分を分かっているから、目標を決めて、やらなきゃいけない状況を作っている」

 このようにメリハリをつけた…

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