雪解けでやせていく「キツネ」 知床で今が「見ごろ」

大野正美
[PR]

 北海道の世界自然遺産・知床の春の名物「見返りキツネ」が、見ごろの最後のスマートな姿を見せている。

 この「キツネ」は、知床半島に並ぶ連山の中ほど、北海道羅臼町斜里町の境にある遠音別(おんねべつ)岳(1330メートル)の山肌に残雪がつくる「雪形」。4月に入ると、雪解けの進行とともに、向かって左へ振り向くキツネの顔や手足、尻尾が浮かび上がってくる。

 残雪が多く太っていた姿が、5月の大型連休のころから引き締まってくる。ふもとの羅臼町標津町などで桜が満開の時期が見ごろで、春が深まるとやせていく。

 天気が変わりやすい春は雲に隠れる日も多いが、コロナ禍でも密にならない広大な屋外で、その姿をもうしばらくは楽しむことができる。(大野正美)