高校生、カッター対決で大金星 大会中止で防衛大が提案

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大野宏
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 全日本カッター競技大会に高校で唯一出場予定だった京都府立海洋高校(宮津市)が22日、防衛大学校神奈川県横須賀市)とオンラインで対決し、全日本3連覇中の王者を相手に大金星を挙げた。

 カッターは救命艇などに使う手こぎボートで、競技では長さ9メートルの艇に艇長と艇指揮、こぎ手12人の計14人が乗る。海洋高は全国の高校で唯一、全日本に毎年参加してきた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で、大会は2年連続中止に。すると、防大から「頑張ってきた証しに」とオンライン対戦を持ちかけられ、実現した。

 大会予定日だったこの日、海洋高は宮津市沖の栗田湾、防大は東京湾に艇を出し、タブレット端末のカメラとオンライン会議システム「Zoom」を使って中継した。同時にスタートし、全日本一般の部と同じ折り返し2キロでタイムを競ったところ、海洋高は11分23秒、防大は11分43秒(各自計測)でゴール。潮の流れや風向きなどの条件は違うが、海洋高が速かった。

 レース後、オンラインで交流…

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