陸自火力演習、コロナ禍で規模拡大 弾薬予算77億円

成沢解語
[PR]

 陸上自衛隊で最大の実弾訓練「富士総合火力演習」が22日、静岡県の東富士演習場であった。コロナ禍で昨年は規模を縮小したが、今年は対策を徹底して拡大。偵察用の無人航空機も初登場させ「現代戦」を意識した内容にした。

 今回で訓練は63回目。昨年は参加する隊員を約2300人に絞ったが、今年は例年に近い約3100人に増やした。予算は例年より多く、この日までの約2週間の演習で弾薬約77億円、諸経費約9千万円を投じた。

 訓練は国内に侵攻した敵を撃破する想定。演習場に霧が立ちこめる中、戦車や装甲車が次々と現れ、射撃を開始。爆音がとどろいた。無人航空機「スキャンイーグル」が上空から映像を撮影したほか、電磁波を使う部隊も登場した。ヘリから部隊が降り、射撃する訓練もあった。例年は一般にも公開し、約2万人が訪れるが、今年は昨年に引き続き見送った。(成沢解語)