バイデン大統領「2国家共存が解決策」 ガザ再建に意欲

ガザ情勢

エルサレム=高野遼
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 パレスチナのガザ地区をめぐる軍事衝突が停戦に至ったことを受け、バイデン米大統領は21日、記者会見で「イスラエルの安全保障へのコミットメントに変わりはない」とした上で、イスラエルパレスチナの問題は「2国家共存が唯一の解決策だ」と強調した。

 同日、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領との共同会見の中で記者の質問に答えた。

 バイデン氏は被害の大きかったガザ地区について「同じ考えを持つ他の国々とともに、住宅を再建するための計画をまとめていく。(ガザ地区を実効支配するイスラム組織の)ハマスに武器システムを再構築させることなく、ガザを再建する」と語った。

 停戦に向けた交渉については「11日間で停戦を実現できた理由の一つは、交渉した内容について話さなかったことだ」と水面下での対話を貫いた成果を強調。イスラエルのネタニヤフ首相とは11日間で6回にわたり電話協議を重ねたが、「当初から我々の目的は停戦だと伝え、彼は実際に約束と期限を守った」と振り返った。

 また、米国のブリンケン国務長官は21日、パレスチナ自治政府のアッバス議長と電話会談し、停戦を維持するための方策を話し合うとともに、ガザ復興のために迅速な人道支援をすると伝えたという。ブリンケン氏は近く、就任後初めてイスラエルパレスチナを訪問する予定としている。(エルサレム=高野遼)