ワクチン接種、打ち手を取り合う本末転倒 会場増なのに

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坂本純也
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 国が求める約3600万人の高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種完了まであと2カ月余りと迫る中、都道府県レベルで独自に接種会場を設置する動きが広がっている。だが「打ち手の確保」など、課題は積み残されたままだ。

 「目標に向けて多少混乱があっても前に進める。課題は走りながら解決する」

 宮城県村井嘉浩知事は20日、接種会場設置を公表した会見でこう述べた。会場はJR仙台駅前の「ヨドバシカメラマルチメディア仙台」。1日2100人の接種を見込む。予約開始は翌21日、接種開始は24日という「早業」だ。

 設置について県と連携している仙台市はそもそも、個別接種を前提としていた。郡(こおり)和子市長は4月下旬の会見で「個別接種の方がより効果的」と言及したが、「7月末に確実に間に合わせるため」(担当者)と、大型連休後に方針を変更。県や東北大と協議を始めた経緯もある。県幹部は「感染の波はまた来る。次の波を少しでも小さくするため早く接種を進めるということだ」と話す。

 次々と会場設置の方針を表明…

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