ひとり親家庭に無料弁当 水戸やひたちなかの飲食店

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西崎啓太朗
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 【茨城】コロナ禍で生活が厳しくなったひとり親家庭を応援しようと、水戸市ひたちなか市那珂市の七つの飲食店が22、23日、協賛金を募り無料で弁当を配った。7月にも弁当を配る計画という。弁当を手渡した店頭には笑顔があふれていた。

 23日、水戸市の「洋食屋 花きゃべつ」には予約した人が次々と訪れた。同店で準備したのはオムライス弁当。店主の嶋田淳さん(32)らが声をかけながら手渡した。

 弁当の無料配布は昨年5月に続いて2回目。嶋田さんが飲食店経営者の勉強会で知り合った店主らに声をかけて実現した。今回は水戸市の「たらいうどん椛(もみじ)や」やひたちなか市の「カフェレストラン フルール」などが参加し、7店舗で計504個の弁当を配った。

 活動資金を確保するため、花きゃべつの常連客で福祉関連の会社代表を務める市毛卓麻さん(36)が企業をまわり、協賛金集めに奔走した。市毛さんの熱意もあって、障害者支援施設や鋳造鉄工所など7事業者から支援が集まった。

 弁当を受け取った男性会社員は小5の娘を育てている。親類の協力も受けているが、娘のため残業や休日出勤はしていない。「コロナの影響もあって収入は増えない。父子家庭は母子家庭と違って支援が遅れている。菓子代や外食費を削っている。無料配布は本当にありがたい」

 2人の子どもをアルバイトの収入で育てる30代女性はマスクや消毒液などで出費が増えて、経済的に苦しい状況が続く。「配布はすごく助かる」と感謝した。

 嶋田さんは今後について「弁当を受け取れなかったひとり親家庭も多い。参加店舗や弁当数も増やし、定期的に実施していきたい」と話していた。(西崎啓太朗)

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