J&Jワクチン、厚労省に承認申請 「1回接種」でOK

新型コロナウイルス

江口英佑、市野塊
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 新型コロナウイルスワクチンをめぐり、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、日本の厚生労働省に承認を申請したと24日発表した。日本での申請は、すでに承認された米ファイザー、英アストラゼネカ、米モデルナに続く4番目。これまでの三つのワクチンと違い、1回の接種で効果を得られる、としている。

 J&Jは、早期に承認されれば2022年初頭から日本にも供給できる見込みとしている。ただ、先行3社のような日本政府との供給契約は、現段階では結んでいない。協議の状況について担当者は「回答できない」としている。

 J&Jのワクチンは、米国で今年2月、EUでも3月に使用が許可され、接種が進む。アストラゼネカ製と同じく細胞内に必要な物質を届ける「ウイルスベクター」を使う。2~8度で冷蔵保存ができる。血栓ができる副反応がまれに起きると報告されている。

 海外で約4万人が参加した臨床試験(治験)では、接種していない人に比べて新型コロナの中等症以上の発症率を66%減らす効果があり、重症化を予防する効果は85%あった、としている。昨年9月から日本人250人を対象にした治験を実施し、安全性を確認したという。

 日本政府はすでに、ファイザーとアストラゼネカ、モデルナと、合計で3億回分超(約1億5千万人分)のワクチンを調達する契約を結んでいる。

 国内では、ファイザー製とモデルナ製を使った接種が進む。アストラゼネカ製は、承認はされた一方で、まれに起きると報告されている血栓症への対応を議論するとの理由で接種への使用は見送られている状況だ。(江口英佑、市野塊)

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