「ゴジラにほれた男」がたどり着いた新聞紙の怪獣

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山下周平
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 怪獣に魅せられ、怪獣模型の造形師になった男性の作品が、岐阜県羽島市の市映画資料館で公開されている。新聞紙など身近な素材で作られた恐竜や怪獣は今にも動き出しそうなほど。資料館の企画展に合わせ、約10体が展示されている。

 肉食恐竜アロサウルスのほか、特撮映画に登場するガメラやギャオスなどの怪獣の頭像などが館内に点在する。岐阜市の怪獣造形師、原詠人(えいと)さん(65)が新聞紙で制作した作品だ。

 同県郡上市出身の原さんは、幼少期に祖母に買ってもらったゴジラのおもちゃをきっかけに怪獣にのめり込んだ。小学生の頃から紙粘土などで怪獣を作り始めた。独学で技を磨き、20代で精巧な模型やフィギュアでファンも多いおもちゃメーカー「海洋堂」(大阪府)に入った。

 同社は特撮ヒーローやアニメキャラクターなど多彩なフィギュアなどを手がけるが、原さんは主に怪獣を担当。組み立て式のゴジラのひな型を任されるなど、50種類以上の怪獣模型を世に送り出した。1984年公開の「ゴジラ」では予告ポスターに原さんが制作したフィギュアのシルエットが採用されるなど、その造形力への評価は高い。

 10年ほど勤務した後に退職…

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