労災の特別加入「おかしい」 ウーバー労組が反対表明

山本恭介
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 自転車などでの飲食宅配代行に携わる個人事業主も労災保険に特別加入できるよう厚生労働省が検討していることについて、配達員の労働組合「ウーバーイーツユニオン」が24日、記者会見して反対を表明した。

 労災保険は本来、雇われる人ではなく事業主が保険料を負担する。ただ、個人事業主でも事故に遭いやすい職種については、働き手自身が保険料を払うことで特別加入できることにしてきた。芸能従事者、アニメーターなどの例がある。

 会見したウーバーイーツユニオン執行委員長の土屋俊明さんは、特別加入が認められても加入するか否かは任意になることから「未加入の配達員が事故に遭った場合、自己責任にされる。企業のシステムの中で労働力になっているのに、企業が保険料も事故の責任も免れるのはおかしい」と主張。事業主が保険料を負担する本来の労災保険の適用を検討するよう求めた。

 厚労省は、近く開催する審議会で、飲食宅配代行業とフリーのITエンジニアを新たに特別加入の対象とする案を示し、省令の改正を進める考えだ。(山本恭介)