東北新社伝票に「S社」の記録 隠語に浮かぶ後ろめたさ
山本知弘、藤田知也
東北新社が24日に公表した特別調査委員会の調査報告書で、2017年8月に同社が把握した外資規制違反について、総務省側に報告されていた可能性が強まった。問題のさなかに行われた新たな接待や野球チケットの提供まで明らかになり、放送行政への影響はなかったのか、疑念は深まるばかりだ。
S社――。東北新社の経理伝票には、総務省を指す隠語を使い、幹部らとの会食を記録していた。東北新社側も国家公務員倫理法に反しうる「後ろめたさ」を意識しつつ、接待をしていた様子が浮かび上がる。
その東北新社で外資規制違反が発覚したのは17年8月4日。「かなり深刻な事態になるかも」とのメールが総務部内で流れ始めたという。
当時の関係者への聞き取りや社内メールの確認などをもとにした調査委の報告書には、当時の様子とともに、総務省側への報告を示唆する事実が記されている。
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