マリ軍部、暫定政権の大統領らを拘束 内閣改造に不満か

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 アフリカ西部マリで24日、暫定政権のヌダウ大統領とウアンヌ首相らが軍部に拘束された。ロイター通信が複数の関係者の話として報じた。暫定政権は拘束の数時間前、軍部出身の閣僚2人を排除した形の内閣改造を発表しており、軍がこの発表に不満を持ったとみられる。

 同通信などによると、ヌダウ大統領らは首都バマコ郊外にある軍事基地に連れ去られ、拘束されているという。マリでは昨年8月、軍のクーデターで前政権が倒れ、暫定政権が立ち上がったばかり。来年2月には民政移管に向けた大統領選が予定されているが、暫定政権に対する軍の関与が強すぎるとして国民の不満が募っていた。

 マリで活動する国連PKO「マリ多元統合安定化ミッション」は大統領らの拘束を受けてツイッターで、「我々は、大統領と首相の即時かつ無条件の解放を求める」などと主張した。(ヨハネスブルク=遠藤雄司