即死した妻と4人の子「市民が標的」 空爆のガザを歩く

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ガザ=清宮涼
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 イスラエル軍と武装勢力の間での武力衝突で、11日間にわたってイスラエル軍の空爆が続いたパレスチナ自治区ガザ地区に24日、記者が入った。

 ロバに果物の入った箱を積んだ荷車を引かせて走る子どもたち。けたたましく鳴り続く車のクラクションの音。停戦から4日目を迎え、街に日常が戻ったかのようにすら見える。

 だが、ガザ市近郊のシャティ難民キャンプに足を運ぶと、3階建てだった住居用ビルが空爆で跡形もなく壊され、がれきの山となっていた。子ども用のサンダルやソファ、洋服にポテトチップスの袋が散乱している。人々が暮らしていた痕跡がそのまま残っていた。

 イスラム教のラマダン(断食月)明けの祝祭日にあたる5月14日、ムハンマド・ハディディさん(37)は、妻のマハ・アブさん(34)と5人の息子、スハイブくん(14)、ヤヒヤくん(11)、アブデルラフマンくん(8)、オサマくん(6)、5カ月のオマールくんを、この建物にある妻の弟の家に送り出した。

 次の日の未明だった。

 その建物が空爆にあった――…

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