口べたサラリーマンが考えた 「理想」のホワイトボード

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林知聡
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 持ち運びができ、広げて使える小型ホワイトボード。2015年の発売以来、改良を重ね、ファンを増やし続けている。企画販売するバタフライボード横浜市青葉区)の福島英彦社長(49)が商品を開発したきっかけは、会社員時代の苦い経験からだった。

 最新作の「notesX(ノーツエックス)」はおしゃれなシステム手帳のような外見だ。カバーを開くと中にあるのはノート状にとじられた6枚のホワイトボード。何度も書いては消せる。磁石の力を使い、ボードを外したり入れ替えたりも自由自在だ。

 「多様な意見やアイデアを一瞬でまとめられる魔法の道具です」。福島社長は胸を張る。

 元は音響メーカーのエンジニア。開発部門の閉鎖を機に、ロボット掃除機メーカーのマーケティング部マネジャーとして転職した。

 ところが思うように成果が出せなかった。必死に資料を交えて伝えてもダメ出しを食らう。口べたで思考がまとまらず、思ったような言葉が出てこない。

 窮地を救ったのがホワイトボードだった。真っ白な板に参加者の意見を次々書き込む。「誰が言ったか」ではなく、同列の「意見」になった。思考の流れが共有され、目標や課題、結論までするする会議が進む。写真に収めると議事録以上に議論の空気が残った。

 「理想のホワイトボードがほ…

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