先生からあまになった女性 転身後に知った名前のルーツ

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棚橋咲月
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 本田藍さん(34)は3年前、学校の先生を辞めて「あま」になった。

 きっかけは、締め切りぎりぎりに見つけた自治体の公募。現地で見た光景に突き動かされて、休みの日には仲間とともにある取り組みも始めた。

 拳ほどもあるウニを手に海底から浮かび上がる。もう片方の手には、岩の割れ目で見つけたペットボトル。

 本田さんは、海女発祥の地の一つとされる福岡県宗像(むなかた)市で、3年前から海に潜る。

 大阪生まれ。滋賀県の高校で教員をしていた。激務で真夜中の帰宅が続き、はまっていたダイビングが遠のいた。海が恋しくてたまらなくなっていた。

 進路指導で生徒に、やりたいことには突き進め、と伝えていて思った。

 「自分のことだ」

 漁業なら趣味と両立するのではと、夜の職員室で求人サイトをあさった。

 宗像市が激減した海女のなり手を募集していた。

 見つけたのは締め切り4時間…

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