「花いっぱい運動」30年 大任中に内閣総理大臣表彰 

遠山武
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 全校生徒が花や緑を育てる「花いっぱい運動」を30年以上続ける福岡県大任(おおとう)町の大任中学校(生徒数133人)が、今年の緑化推進運動功労者の内閣総理大臣表彰を受けた。地域の緑化にも役立てており、「学校を中核とした活動の輪が町全体に浸透した」点が高く評価された。

 大任中の「花いっぱい運動」は1989年に始まった。普段は、現在23人いる美化部員が花の世話をし、総合的学習の時間を充てる年8回の「花の日」には全校生徒で共同作業をする。

 昨年と今年はコロナ対策で見送られたが、年度初めの花の日は例年、地元の小学生や園児らと一緒に作業をする。町内の道の駅で災害被災地に贈る募金活動をする際には、募金のお礼に育てた花をあげている。

 今年度最初の花の日となった今月7日、内閣総理大臣表彰が報告された後、生徒は1~3年生10人ほどの班に分かれて作業。培養土をビニールポットに詰め、花の苗をポットに植え替えた。ポットは約7千個。4月に種をまいたマリーゴールドとサルビア、ガザニアで、6月には花壇を耕し、植え替える予定という。

 3年生の美化部長、佐藤史弥君(15)は「先輩たちが築いてきた伝統が表彰され、とても誇らしい。これからもずっと続けていきたい」と話した。(遠山武)