入試採点ミス1155人処分 茨城、県立高教員らの3割

佐々木凌
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 茨城県立高校の入試などで採点ミスが相次いだ問題で、県教育委員会は25日、全県立高校教員らの約3割にあたる1155人の処分を発表した。小泉元伸教育長は記者会見で「前例のない大規模な処分を出してしまったことを反省し、現場と共通認識を持って再発防止に取り組みたい」と述べた。

 1155人のうち、戒告以上の懲戒処分は197人。採点ミスや答案用紙の誤廃棄があった学校の校長・副校長・教頭計187人を減給10分の1(1~3カ月)の処分とした。採点にあたった教諭については、合否に影響があった9人を戒告、影響がなかった945人を文書訓告とした。小泉教育長は「社会的影響の大きさを鑑みて、他県の過去の事例よりも重い処分とした」と説明した。

 小泉教育長と前教育長は月給の10分の1を3カ月分自主返納する。元教育長の小野寺俊副知事も、他県で採点ミスが発覚した際に必要な対策を講じなかった責任を取り、同額を自主返納する。

 採点ミスが判明した契機は、不合格となった牛久栄進高校の受験生の保護者による答案の開示請求だった。過去2年で、県立高校、中学・中等教育学校合わせて78校で、988件のミスが判明。4人については、本来合格だったのに不合格にしていた。(佐々木凌)