病気の子どもたちへ 選手として、柳田将洋ができること

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構成・木村健一
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 バレーボール日本代表前主将の柳田将洋(28)=サントリー=は昨年、オンラインで子どもたちにバレーを教え始めた。スポーツを通じて長期療養児を支援するNPO法人「Being ALIVE Japan(ビーイング・アライブ・ジャパン)」理事長の北野華子さん(34)との対談で、子どものためにできることを考えた。

 北野 私は5歳から発熱や腹痛で入退院を繰り返していました。大学生の時、病気の診断がつき、薬で痛みから解放されました。15年の療養生活の間、「青春」をあきらめざるを得なかった。子どもが病気である事実は変えられないけれど、青春を送れる小児医療や社会環境を作りたいと思い、事業を始めました。子どもにBリーグやJリーグ、大学野球のチームに半年から1年、所属してもらったり、アスリートに病院でスポーツ活動をしてもらったりしています。

 柳田 キャリアが中盤以降に差し掛かり、選手は、子どもにモチベーションやエネルギーを与えることが、大きなミッション(使命)だと考えています。「バレーをやりたい」と思ってもらえるようにオンラインで教室を開きました。

 北野 自らパソコンのソフトで資料を作り、説明しているんですよね。

 柳田 バレーのデータを分析するアナリストを見て、伝え方が大事だと思っていました。主観ではなく、どれだけ客観的に伝えられるか。

 2人は慶大環境情報学部で学んだ。

 柳田 人間工学のゼミで、動作解析の研究をしました。パソコンに精通していなかったので、必修のプログラミングは大変でした。何でも勉強できるのがすごいところ。

 北野 法律から生物まで、色んな分野を勉強できる機会があった。社会のためにできることは何だろうかと考えました。米国留学の経験がきっかけで、今の活動を始めました。柳田選手も海外でプレーされていましたよね。日本との違いは何ですか。

大学の先輩でもある北野華子さんの活動に触れ、柳田将洋はアスリートができることについてさらに思索します。記事後半には動画も。紙面では5月27日付の朝刊で詳報します。

 柳田 ドイツのチームでは…

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連載自分らしく 柳田将洋の挑戦

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