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児童相談所で2年間勤務した記者 職員に問われるモラル

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 10代の少女に性的な行為をした疑いで、神奈川県内の児童相談所(児相)職員の男2人が26日、県警に逮捕された。少女2人は以前、男2人が勤める児相に一時保護されていた。一時保護所の職員は子どもたちの信頼を得ることと同時に、適切な距離を保つことも求められている。

 記者は社会福祉学を学んでいた大学院生の時、神奈川県外の児童相談所の一時保護所で非常勤職員を務めていた。平日の夜勤と週末の日勤・夜勤を担当し、約150人の子どもたちと関わった。子どもたちをより深く知るために施設での様子や言動をノートに書き留めた。2年間で、ノートは3冊になった。

 印象的な思い出もある。退所直前に「今までありがとう」と手作りの髪飾りをくれた子や、こちらの顔も見たくないという態度の子もいた。だが、共通するのはどの子も心身に「傷」を負っていたことだ。

施設には厳格なルールがあった

 一人ひとりを理解しなければ…

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