イラン大統領選、6月に候補者7人で 反米候補が有力か

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 イラン内務省は25日、6月18日に投票される大統領選の候補者が7人に決まったと発表した。外交方針で対話重視の改革派・保守穏健派からは有力な候補が出られず、反米路線の保守強硬派が有利な状況だ。

 内務省によると、立候補を希望したのは男性552人、女性40人の計592人。最高指導者ハメネイ師の影響下にある護憲評議会が資格審査で最終候補を絞り込んだ。7人はいずれも男性。2期目の現職で保守穏健派のロハニ大統領憲法の規定で立候補できない。

 最有力とみられるのは保守強硬派でイスラム法学者のライシ司法長官だ。ハメネイ師に近く、米欧との対話には否定的とされる。次期最高指導者の最有力候補でもあり、知名度は候補者の中で最も高い。

 2017年の前回大統領選に立候補したが、ロハニ大統領に敗北。19年、ハメネイ師の任命で司法長官に就任した。元閣僚や政治家の親族に対する汚職事件の捜査に力を入れ、国民の支持を集めてきた。大統領選では「汚職、貧困や差別の撲滅」を掲げる。

 地元紙が22日に報じた世論調査機関の調査結果によると、回答者の4割近くがライシ師を支持した。国会で多数を占める強硬派を中心に保守層の支持を固めている。

 イランでは1988年、反体…

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