重症・死亡者数は高止まり 専門家組織「予断許さない」

新型コロナウイルス

田伏潤、市野塊
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 新型コロナウイルスの新規感染者数は全国的に減少してきたが、重症者数や死亡者数は高止まり状態で、厚生労働省の専門家組織は26日の会合で「予断を許さない状況」と評価した。緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」などを念頭に「必要な対策の継続が求められている」と指摘し、延長を求めた。

 人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は、直近では全国で26・78人と前週の33・11人より減った。しかし、5月1日時点に1050人だった重症者数は増加傾向が続き、24日時点でも1294人。死者数は1日に67人だったが、24日は86人と高いままだ。

 直近の人口10万人あたりの1週間の新規感染者数を都道府県別にみると、東京都は32・09人、大阪府で31・76人と減少傾向にあるが、北海道は79・50人、沖縄は87・20人と高かった。11都道府県で新規感染者数はステージ4(感染爆発)相当で、専門家組織は「医療提供体制の厳しい状況が続いている。必要な対策の継続が求められる」とした。

GW明けから繁華街で人出増加

 東京都医学総合研究所の分析では、都内では連休明けの5月9日ごろから24日まで、繁華街にいる人の数が昼夜を問わず増加傾向。専門家組織は増加傾向が続くと「リバウンド(感染再拡大)の可能性がある」と指摘した。

 緊急事態宣言の解除をめぐっては、政府対策分科会の尾身茂会長が26日の衆院厚生労働委員会で感染状況が「ステージ3(感染急増)になり、2(感染者漸増)の方向に向かう」ことが目安との考えを改めて主張。新規感染者数が下げ止まった場合も「1週間とか数日で解除すると必ず早く上がる。2、3週間は見た方がいい」との考えを示した。(田伏潤、市野塊)

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