ヒトデ原料に堆肥、高校が販売中 漁業の敵、野菜に効果

大野宏
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 京都府立海洋高校(宮津市)海洋技術コースの生徒が26日、ヒトデを原料にした堆肥(たいひ)を、近くの京都暁星高校に届けた。野菜の栽培に役立てられるという。

 ヒトデはアサリやトリガイ、ナマコなどの敵。2008年、漁協の要請で海洋高がダイバー訓練として大量に捕獲した。肥料化に成功し、知事の許可を得て14年から売っている。

 堆肥は、牛ふんや腐葉土などを混ぜ、臭いを消した。カルシウム分が多く、葉もの野菜に効果があるという。年6トンを生産。ウニも堆肥化に成功し、いずれも10キロ700円と格安だ。

 届けたのはヒトデ堆肥4袋。おまけで、試作中のカニ堆肥2袋もつけた。海洋高の今井海陽(かいよう)さん(3年)は「作り始めは臭いもすごいし力仕事で夏は汗だく」と作業の苦労を説明。暁星高の田中仁さん(2年)は「初めてのつながりなので、大切に使わせてもらいます」と話した。

 海洋高では一般への販売もしている。問い合わせは同校(0772・25・0331)。(大野宏)