EXILE・ATSUSHIとの約束…10勝できたら♪

内田快
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 (26日、プロ野球=阪神3―2ロッテ)

 直球は速くない。だが、阪神の秋山拓巳は、多彩な球種を駆使して的を絞らせなかった。

 真骨頂は1点を奪われてなお1死一塁と追い詰められた八回だ。ロッテの代打・井上晴哉に対し、初球は時速109キロのカーブでタイミングを外してファウル。137キロのボール球を挟み、120キロ台半ばのカットボールで前のめりになるパワーヒッターの打ち損じを誘った。遊ゴロ併殺打に仕留め、ガッツポーズを見せた。

 8回を被安打3、1失点で4勝目。「1球1球しっかりどうしたいかを考えながら投げている」と誇った。

 秋山には、今季、どうしても10勝を挙げたい理由がある。21日のことだった。人気グループ「EXILE」のATSUSHIが、ユーチューブで「アッキャマン(秋山)が今年も10勝以上いったら、曲を作ります」と発表したのだ。

 秋山によると、3~4年前から交友があり、シーズン前にも、「頑張ったら登場曲を作ってあげるよ」と言われていたのだという。EXILEの曲を聴き、歌って育った30歳にとっては、願ってもない言葉だった。

 2017年に12勝、20年に11勝の右腕。まだ2年連続で2桁勝利を挙げた経験はない。「日本を代表する人から話をいただいて、余計2桁勝利しないといけない気持ち。僕以外にも(新しい曲を)楽しみにしている方も多いと思うので頑張りたい」。およそ1カ月ぶりの勝利に笑みが止まらなかった。(内田快)