名古屋証取が市場見直し、東証と足並み 1部はプレミア

近藤郷平
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 名古屋証券取引所は26日、2022年4月に上場の基準などを見直すと発表した。現在の第1部はプレミア市場、第2部はメイン市場、新興企業向けのセントレックスはネクスト市場と名称を変える。名証との重複上場が多い東京証券取引所が来春、現在の5市場を3市場に再編するのにあわせて、名証の独自色を出しつつ見直すことにした。

 名証には計287社が上場する。プレミア市場は、東証が最上位とするプライム市場と上場の基準や維持する基準をほぼあわせる。一方、名証は個人投資家比率が約8割と高いため、個人株主が所有する割合を5%以上とするなど独自基準を設けた。

 緩和措置をもうけ、いまの上場企業が市場区分を変更したり、廃止を迫られたりするケースはないという。竹田正樹社長は26日の会見で「基準が東証とかなり異なると、市場利用者に混乱が生じる可能性が高い。東証とおおむね合わせながら、個人投資家が多い名証独自の観点を加味した」と説明した。(近藤郷平)

〈名証の上場制度見直しの主なポイント〉

【第1部】→【プレミア市場】

・東証プライム市場の基準とほぼ同水準に

・利益25億円以上(最近2年間の合計)、上場時価総額250億円以上

・上場維持には個人株主の所有割合5%以上または株主数2千人以上

【第2部】→【メイン市場】

・名証の従来の基準とほぼ同じ

・利益1億円以上(最近1年間)、上場時価総額10億円以上

・上場維持には個人株主の所有割合5%以上または株主数300人以上

【セントレックス】→【ネクスト市場】

・名証の従来の基準とほぼ同じ

・事業計画の合理性、上場後3年間の継続開示