はんなりした味わい 人間国宝の女形片岡秀太郎さん死去

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 上方歌舞伎を代表する女形として幅広い役柄で活躍した歌舞伎俳優で人間国宝片岡秀太郎(かたおか・ひでたろう、本名片岡彦人〈かたおか・よしひと〉)さんが23日、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため大阪府吹田市の自宅で亡くなった。79歳だった。葬儀は家族で営んだ。歌舞伎俳優の片岡愛之助さんは養子。

 1941年、十三代目片岡仁左衛門の次男として生まれた。兄は我當さん、弟は十五代目仁左衛門さん。46年に初舞台を踏み、56年に二代目秀太郎を襲名した。父の薫陶を受けて関西のはんなりした味わいを身につけ、「封印切」の梅川や「河庄」の小春などの大役で活躍。近年は「道明寺」の覚寿、「盛綱陣屋」の微妙など時代物の老女役で風格を示した。

記事の後半に弟の片岡仁左衛門さん、養子の片岡愛之助さんのコメントも掲載されています。

 97年に開塾した「松竹・上方歌舞伎塾」や2014年に開いたこども歌舞伎スクール「寺子屋」では後進の育成に努めた。

 19年に人間国宝。21年に旭日小綬章。昨年12月の京都・南座「熊谷陣屋」が最後の舞台だった。著書に「上方のをんな」。

■歌舞伎俳優の片岡仁左衛門さ…

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