「何も思い出が…」コロナ禍の学校行事 高校生の思いは

有料会員記事

写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
[PR]

 新型コロナウイルスによる一斉休校が明けて1年、学校生活で最も大きかった変化は何ですか――。愛知県内の高校生たちに尋ねると、修学旅行や文化祭といった行事の見直しを挙げる人が目立ちました。「仕方がない。でも悔しい」。そんな声も聞こえてきます。

 「なんで自分たちが高校生のときに」

 愛知県内の私立高校に通う女子生徒(3年)は、悔しさをにじませる。

 2年生で行くはずだった修学旅行は、行き先を変えての2度の延期のすえ、3度目の緊急事態宣言が愛知にも出たこの5月、とうとう中止になったという。

 県教育委員会は、今回の宣言を受け、宿泊を伴う行事の中止または延期を県立高校などに求め、私立学校にも参考で通知している。

 女子生徒は、学校側は時期を変え、行き先を変え、実施を模索してくれたと思っている。しかし、自分たちもできる範囲で楽しもうと考えていた矢先の中止で、喪失感は大きい。「私たち何も思い出がない」と唇をかむ。最後の1年はせめて、友達と話したり、ふざけたりする何げない日常を大切に過ごすつもりだ。

 別の私立高校に通う女子生徒(3年)は、心待ちにしていた海外での語学研修が中止になった。

 1年前に学校が再開したとき…

この記事は有料会員記事です。残り1177文字有料会員になると続きをお読みいただけます。