雨の日だって気持ちは晴れ ステンドグラスなビニール傘

若松真平
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 梅雨のじめじめした気持ちを晴れやかにしてくれる傘が発売されました。ステンドグラスのようなデザインのビニール傘です。プランナーが入社1年目に提案して、約2年半かけて商品化しました。

税込み1980円

 通販大手フェリシモが4月下旬に発売した「広げればあこがれの世界 大正ロマンなステンドグラスの傘」(税込み1980円)。

 レトロな雰囲気のステンドグラスをモチーフにした傘です。

 ボリュームのあるスカートや和服を着ている時でも安心して使えるよう、親骨の長さは約60センチメートルに。

 雨の日だけでなく、晴れの日に傘を広げれば、ビニールを通してできる色鮮やかな影を楽しむこともできます。

 発売直後からネット上で話題となって注文が相次ぎ、届くまで2~3カ月かかるほどの人気です。

考案者は

 考案したのは、生活雑貨事業部のプランナー・齋藤友里子さんです。

 大学時代に旅行したことがある大好きな国・ポルトガル

 そこで実施されている傘の装飾「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」と、ステンドグラスを組み合わせることをひらめきました。

 「国内の歴史ある建物でステンドグラスを見ていた時、『ずっとここにいたいな』と心が落ち着いたんです。傘にすることで、みなさんにも同じ気持ちになっていただけるんじゃないかと考えました」

 入社1年目だった2018年9月に企画書を提出。

 ところが、イメージを形にできるメーカーと出会えず、傘として商品化するにはまとまった数を作る必要があったこともあり、実現しませんでした。

 再び動き出したのは、部署異動などを経てからの2020年5月。

 雑談の中でステンドグラスの傘について触れた際、先輩から「ぜひやってみなよ」と背中を押されたのがきっかけでした。

細部にこだわって

 ステンドグラスというと荘厳なイメージになりがちなので、商品化にあたっては色鮮やかさを前面に出すことに。

 太陽に負けないくらいのカラフルさで、気分が晴れやかになるようなものを目指しました。

 歴史的建造物のステンドグラスがそうであるように、黒い線の部分はあえて太さを統一せずランダムに。

 色グラスの部分についても、ベタ塗りではなくムラがあるような仕上がりにしました。

 いずれもよく見ないとわからない部分ですが、本物っぽさにこだわっています。

ぜひ家の中でも

 「雨の日はもちろん大活躍ですし、晴れた日はステンドグラスの光がきれいに落ちるので、思わず一緒にお出かけしたくなります」と齋藤さん。

 晴れた日は窓辺に置いて影を楽しむなど、家の中でも活用してほしいといいます。

 発売直後から話題になったことで、「本物のステンドグラスを見る時に持って行きたい」「コスプレに使いたい」といった反響が寄せられました。

 「大げさかもしれませんが、この傘がみなさんの思い出や人生の一部になり得るんだと気づいたんです。とても光栄なことです。ぜひSNSなどで拝見したいので、どんどんアップしてもらいたいです」

 自ら企画したものが誰かの人生に何らかの影響を与えることができる。そんなやりがいや喜びを感じながら、これからも商品を企画していきたい、と話していました。(若松真平)