前進? 労使中央組織の女性登用、目標へ遠い道のり

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佐藤英彬、専門記者・木村裕明
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春闘の方針について意見交換する懇談会では例年、連合と経団連双方の幹部たちが向き合う=2019年2月、東京都千代田区
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 労使を代表する中央組織が女性登用を進めようとしている。連合は、副会長13人のうち現在1人の女性枠を2年後までに4人へ広げる方針。経団連は6月から副会長の1人に初めて女性が就く。ともに前進といえるが、ジェンダー平等への道のりはまだまだ遠い。

連合、副会長枠4人へ調整開始

 日本最大の労働組合の中央組織・連合の副会長13人は重要課題を審議する「三役会」のメンバー。12人は傘下の主要な産業別組織(産別)のトップも兼ねる男性たちだ。残る1人が女性枠で現在、JAM出身の芳野友子氏が就いている。

 連合の組合員に占める女性の割合は、結成間もない1991年は約27%だったが、昨年5月時点で約36%に上昇。傘下の企業別組合では女性のトップも珍しくなくなってきたが、連合の会長や事実上ナンバー2とされる事務局長になった女性は過去に一人もいない。

 そこで役員の女性比率を高めていこうと、2023年までに女性の副会長を4人に増やす検討を進めている。関係者によると、約50の産別が区分けされた4グループがそれぞれ1人ずつの女性候補を選出する。すでに一部の産別は人選の調整に入っているという。

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連合本部が入る連合会館=東京都千代田区

 別の労組の中央組織である全…

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