コメの値下がり さらに進む? コロナ禍で農家が懸念

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高木真也
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 コメの値下がりが続いている。長引く新型コロナウイルスの影響で外食産業の需要が落ち込む一方、主食用米の生産を絞る政府の転作誘導も思うように進んでいないためだ。今秋の作柄次第ではいっそう値下がりが進む可能性もある。消費者には朗報だが、打撃を受ける農家や農業団体からは価格維持のための支援を政府に求める声が強まりそうだ。

 農林水産省によると、2020年産米の4月の業者間取引価格の平均は60キロあたり1万4732円で、前年より1043円(6・6%)下がった。スーパーなどの店頭価格も大半の銘柄で下がる傾向だ。

 主食用米の消費量はもともと、消費者の「コメ離れ」で減少傾向だったが、近年は天候不順で不作が続き、価格は上昇傾向だった。ところが、昨年は作柄が比較的よかったうえ、好調だった外食向けの業務用米の需要がコロナ禍で減少し、6年ぶりに値下がりした。今年は昨年の在庫も重なり、さらに価格下落が進む可能性があるという。

 政府が生産調整をする減反政…

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