中之条町の間伐材 特殊なブロックに 群大の技術で開発

柳沼広幸
[PR]

 山林から出る間伐材などの有効活用として、群馬県中之条町は、群馬大学の技術で開発された特殊なウッドチップブロックを道の駅の通路に石畳風に設置した。未利用バイオマス地産地消のモデルにしたいという。

 ブロックは、群馬大が開発し、ベンチャー企業「グッドアイ」が販売する特許出願中の「GUDブロック」。同社会長で同大学院の板橋英之教授(環境化学)によると、体積比で50%含むウッドチップをモルタルで成型加工。木材は腐らず「二酸化炭素を固定化し、温暖化対策にも貢献できる」。銅と銀を吸着させ、雑草や雑菌の繁殖も防ぐという。

 町は町内産の木材をGUDブロック(30センチ四方、厚さ6センチ)に加工してもらい、道の駅「霊山たけやま」の通路に350枚敷いた。表面は硬く木材が原料のようには見えない。保水性と透水性があり、大雨でも冠水を緩和するという。

 町は面積の87%が山林で、木材を有効活用する「木の駅プロジェクト」に取り組む。木を伐採して丸太にする際に出る枝葉などの林地残材を買い取り、役場や日帰り温泉施設バイオマスボイラーなどで活用している。

 今後、旧沢田小学校に木材活用センターを建設する計画がある。製材やバイオマス燃料に向かない小さな木片などはGUDブロックでの活用を検討。公共施設などで施工例を増やしたいという。農林課は「町の木を町で使い、経済も環境もよくなるようにしたい」。(柳沼広幸)