香港、民主派排除の条例案可決 立候補は「愛国者」のみ

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香港=奥寺淳
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 香港の立法会(議会)は27日、民主派勢力を香港政治から実質的に排除する選挙制度改変の条例案を、賛成多数で可決した。中国共産党が主導して制度化したもので、当局側が認める「愛国者」でなければ立候補もできなくなる。香港の民主化運動を率いてきた主要政党の民主党内では「選挙に出るべきではない」との声が高まっている。

 「愛国者による香港統治が実現する、香港にとって歴史的な瞬間だ」。27日夕、香港の選挙制度を根本から変更する条例案が可決すると、立法会の梁君彦主席(議長)は胸を張った。

 賛成40、反対2。だがもともと70議席ある議場はこの日、議長席に向かって右側の半分近くは空席だった。昨秋、香港国家安全維持法国安法)に反対した民主派議員4人の資格を香港政府が剝奪(はくだつ)したことに抗議し、ほかの15人の民主派議員が一斉辞職したことで立法会はほぼ親中派一色になっており、わずかに残った民主・中間派の異論はかき消されるようにして条例案は可決した。

 「今回の選挙制度は、香港の…

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