【1日目詳報】まるで終盤戦 名人の逆襲から攻め合いに

有料会員記事

村瀬信也 村上耕司 高津祐典 佐藤圭司
[PR]

 渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=に斎藤慎太郎八段(28)が挑戦している第79期将棋名人戦七番勝負第5局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、ホテル花月園協力)は28日、神奈川県箱根町のホテル花月園で始まった。

写真・図版
将棋名人戦七番勝負第5局の初手を指す斎藤慎太郎八段(右)。左は渡辺明名人=2021年5月28日午前、神奈川県箱根町、迫和義撮影

 斎藤挑戦者が第1局を制し、その後に渡辺名人が3連勝して第5局を迎える。渡辺名人が初防衛を決めるか、斎藤挑戦者が名人位奪取に望みをつなぐか、注目の一番だ。

 対局は持ち時間各9時間の2日制。斎藤挑戦者の先手番で28日午前9時に始まり、夕方に封じ手を行う。29日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。立会人は深浦康市九段(49)が務める。

19:00

封じ手までかけた47分

 斎藤挑戦者は封じ手に47分考えた。ただ、熟考した理由は次の手に迷ったためではなさそうだという。村山七段は「▲8七同金△3七角と進むと思いますが、そこで先手の手が難しい。斎藤八段は、その先の展開を一晩考えたいのでしょう」。先手にとって決断が求められる△3七角の局面で封じ手になるのを避けたのでは、という見立てだ。

写真・図版
封じ手の入った封筒=2021年5月28日午後、神奈川県箱根町のホテル花月園、迫和義撮影

 村山七段によると、△3七角…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。