子どもが濃厚接触者に 在宅勤務選んだ記者の「後悔」

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塩入彩
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 新型コロナウイルスの「第4波」にさらされている東京都。変異株が広がりをみせ、子どもの感染も目立つ。記者(35)の娘(1)も4月に「濃厚接触者」と判定されたが、外出できない子どもとの生活は、想像以上に過酷だった。一体、どうすればよかったのか。

突然の連絡、2週間の自宅待機

 娘が濃厚接触者と判定されたのは、4月上旬。保育園から「園児で陽性者が出たので、早めにお迎えに来て下さい」と連絡があった。娘を連れて帰宅後、保育園から再び連絡があり、保健所の調査の結果、娘も濃厚接触者と認定されたと告げられた。

 数日後に受けた娘のPCR検査の結果は陰性だった。だが、陰性の場合でも2週間は自宅待機となり、登園はできない。保健所からの案内文にも、陰性の場合も、不要不急の外出や公共交通機関の利用を控えるよう書かれていた。

 思い切って2週間休むか悩んだが、残っている仕事の調整や、今後も娘が保育園で病気をもらって休む可能性を考えると、有休などは取りにくかった。同業の夫もその時期は忙しく、娘が陰性とわかると出社していった。そのため、会社には在宅勤務を申し出たが、その選択は想像以上に自分を苦しめた。

 幸い、娘は体調に変化もなく…

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