「あの人といえば…」 故人の思い出の品とともに送る

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それぞれの最終楽章・納棺(3)

納棺師・「おくりびとのお葬式」代表 木村光希さん

 今回からは、納棺だけでなく葬儀にもトータルに関わった事例を紹介していきましょう。我々は「おくりびとのお葬式」として全国11店舗で葬儀のプロデュースをお手伝いしています。その際に故人さまがどんな方だったか、ご家族とお話をすると、様々な「情報」が入ってきます。

 それをお別れの時間に生かそうというのが、「おくりびとのおくりもの」です。故人さまがどう覚えられ、どう思い出される人なのか、です。「あの人と言えば……」というものです。

 病気で亡くなられた80代の女性。黄疸(おうだん)が強い方で、化粧などでカバーさせていただきました。娘さんは「こんなに黄疸は隠れるんだね」と驚いていました。でも、おでこの上の縦の傷は、あえて隠さないようにしました。故人さまらしい特徴をあえて残すことで、会話が生まれることがあるからです。

 ご家族に「何か思い残したこ…

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