内戦下のシリア、アサド大統領が4選 得票率95.1%

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イスタンブール=高野裕介
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 内戦下にあるシリアの人民議会(国会)は27日、大統領選で現職のアサド大統領(55)が得票率95・1%で4選されたと発表した。国営通信が伝えた。強権的なアサド政権が、選挙による「民意」を盾に続投を決めたことで、国連が仲介する和平への協議がさらに難航することが予想される。

 国営通信によると、得票率は同じく内戦下で実施された前回2014年の選挙の88・7%より6・4ポイント上回った。投票率は78・64%だった。任期は7年。国会議長は「決定と選択の公正さを再び確かにしたシリアの人々に感謝する」として、選挙の正当性を主張した。アサド氏は「シリアの人々の高い愛国心と素晴らしい(選挙への)参加に感謝する」とSNSに投稿した。

 26日の大統領選には51人が立候補を届け出て、最終的に認められたのはアサド氏と知名度の劣る2人のみ。立候補には内戦のなかで10年以上、シリアに居住していたことなどが条件で、反体制派は事実上除外された。

 選挙が実施されたのは政権の統治する地域で、北部にある反体制派の支配地域などでは行われていない。1300万人以上の難民や国内避難民の多くが投票できなかった。

 地元メディアは、投票所に学…

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