「フェーズ変わった」 高齢者施設の感染拡大どう防ぐ

有料会員記事新型コロナウイルス

及川綾子、編集委員・清川卓史
[PR]

 新型コロナウイルスクラスター(感染者集団)が発生した大阪府兵庫県の高齢者施設で、感染者が施設内で亡くなるケースが続いている。高齢者は原則入院となっているものの、病床逼迫(ひっぱく)を背景に入院先が見つからないと、施設内療養を迫られる。過去にクラスターを経験した人たちは危機感を強め、施設内で高齢者のケアを続けるには職員の確保が必要だという声も上がる。

 国の方針は、高齢者が感染した場合は原則入院。ただ、病床が逼迫する場合には、医師が入院の必要がないと判断すれば宿泊療養としても差し支えないとしている。都道府県に対しては、やむを得ず施設内療養をする場合に、入所者・職員への検査の徹底や物資の供給など支援体制を整えることを前提とした上で、入所継続の指示をするように求めている。

 富山大客員教授の山城清二医師(65)は今、富山県内の介護関係者にむけて、「クラスターが起きても、5~7人で抑えるように」と呼びかける。昨年4月、富山市介護老人保健施設「富山リハビリテーションホーム」で入居者41人、職員18人が感染するクラスターが発生した際、山城さんは現場で医療支援にあたった。今月、60人を超える県内最大のクラスターとなった障害者支援施設の現場指導にも入っている。「(今年の)4月以降は変異株による感染の広がりが速く、これまでとフェーズが変わってきた。クラスターを最小限に食い止めないといけない」と警戒する。

クラスター対応の医師 初動の大切さ訴える

 山城さんが訴えるのは、施設…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]