ワクチンの電話予約、ナビダイヤルの料金に注意

新型コロナウイルス

石川春菜
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 新型コロナウイルスのワクチン接種の予約を電話でするという人も多い。ただ、フリーダイヤルを採用していない自治体も多く、「気がついたら高額の電話料金がかかっていた」となってしまうことも――。特に携帯電話は通話料金がかさみがちで、携帯各社も注意を呼びかけている。

 ワクチン接種の予約の電話番号は自治体により異なるが、特に注意が必要なのは「0570」から始まるナビダイヤルの場合だ。

 ナビダイヤルは、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)が提供するサービス。平日昼間にかける場合、固定電話では主なケースで3分ごとに9・35円(税込み)だが、携帯電話ではどの会社を利用していても20秒ごとに11円(同)で、30分の通話なら約1千円になる。

 「かけ放題だから大丈夫」「窓口につながるまでは料金が発生しない」というのは勘違い。ナビダイヤルは携帯各社が提供している通話料定額プランの対象外で、「かけ放題」などのプランに加入していても通話料金が発生するためだ。

 NTTコムによると、「ナビダイヤルでおつなぎします。○秒ごとにおよそ○円でご利用いただけます」という音声ガイダンスが流れた後、自治体の自動応答などにつながると、予約窓口につながる前の待ち時間でも通話料金が発生する。

 NTTドコモやKDDI、ソフトバンクなど携帯各社はホームページのトップ画面やSNSに「待ち時間が長くなると通話料金が高額になる場合がある」と記載。時間をあけてかけ直すか、ウェブ予約を活用することを呼びかけている。NTTコムは近く、音声ガイダンスに通話料定額プランの対象外になることを盛り込む予定という。

 三重県鈴鹿市では、4月26日からナビダイヤルで電話予約の受け付けを始めたが、5月22日にフリーダイヤルに変更した。

 ナビダイヤルの利点として、料金がかかることで1人あたりの通話時間が短くなり、より多くの人とつながりやすくなることが考えられたという。だが、市民からは「つながるまで30分待機し、通話料金が発生した」という声もあがった。一般接種が始まって電話予約を試みる人が増えればさらに待ち時間が長くなる可能性もあることなどから、変更を決めたという。(石川春菜)

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