女性活躍へ関経連が指針 社内取締役「全員男性」の壁

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 関西経済連合会は、女性活躍を後押しする取り組みの具体例を盛り込んだガイドライン(指針)を発表した。個別企業の独自制度や、職種ごとの課題を整理しており、働きやすさの改善に役立ててもらうねらい。ただ、企業の役員には女性が少なく、働き方の制度設計や運用に多様な視点が生かされにくいのが実情だ。

 関経連は2018年、寺井基博・同志社大准教授(社会学)と大手企業でつくる「女性活躍推進検討チーム」を設置。200社超へのアンケートや女性社員ら約60人への聞き取り調査をもとに指針をつくった。

 指針では、個別の取り組みとして会員企業など34社の59事例を紹介している。たとえばアシックス神戸市)は昇格候補が男性ばかりの場合、「本当に女性候補はいないか」と人事から問いかけるという。「男性はリーダー向き」といった「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」の影響を抑えるための仕組みだ。

 また職種別の課題として、営業職については育児との両立が難しく、離職する女性が多いことを指摘。技術職は大卒の理系女性が少ないため、採用時点で女性の割合が低いとした。

 このほか、女性活躍が進まな…

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