高卒者8割超が県内就職、16年ぶりの高水準 山形県

三宅範和
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 今春、山形県内の高校を卒業した求職者のうち、8割超が県内で就職したことが分かった。山形労働局(山形市)が27日にまとめて発表した。県内就職者の割合が8割を超えるのは16年ぶりで、労働局は「コロナ禍の中での県外就職にためらいがあったのではないか」とみている。

 労働局が4月末時点での就職状況をまとめた。今年3月に高校を卒業した求職者は2356人で、このうち、県内での就職を希望したのは1916人(前年同期比0・7%減)。一方で、県外を希望した人は440人で、前年同期比で25・9%減となる大幅な減少ぶりとなった。

 高校新卒者に対する県内での求人倍率は2・75倍(前年比0・31ポイント減)を維持し、依然として「売り手市場」が続く水準だった。この結果、就職したのは2343人で、このうち81・2%(前年同期比4・8ポイント増)を占める1903人が県内で職に就いた。

 県外就職を含む高校生の就職率も前年同期比0・3ポイント減の99・4%と、10年連続で99%台の高い水準を保った。

 県内の大学生の就職率は前年同期比1・1ポイント減の97・0%。労働局は「コロナの影響による企業説明会の中止などで昨年秋ごろはもっと低下幅が大きかったが、何とか持ち直した」と話している。(三宅範和)